画質の客観的評価技術の現状と課題
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概要
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番組制作形態は, 素材伝送におけるディジタル圧縮化だけでなく, ハイビジョンヘのアップコンバート, SDTVへのダウンコンバートなど, 今後ますます複雑になり, 画質の維持管理も難しい. 筆者らは放送事業者として番組制作における圧縮技術の導入を検討するため, 多くの画質評価実験を行ってきており, これには相当多くの時間と人手を要している. この問題を解決するために筆者らは, 主観評価に代る客観的評価技術を検討してきた. これまで検討されてきた客観的な評価法を解説しながら筆者らが開発したリアルタイム評価装置についても述べる. この結果, 現在では主観評価結果と高い相関を得るに至っているが, 放送の画質について維持管理をしていくにはまだ不十分な要素もある. これらの経験を踏まえて, 評価法の現状及び今後の課題についてやさしく解説する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-04-01
著者
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