2-3 衛星放送システムの現状(<特集>宇宙通信の新しい展開 2,宇宙通信システムの現状)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本の衛星放送は, 受信世帯数が950万を越え, 日本の基幹メディアとして順調に成長している. この放送サービスは, 12GHz帯の放送衛星業務(BSS:Broadcasting Satellite service)を利用して行われている. このほかに, 通信衛星(CS)により, 専門チャネルを中心とした衛星放送サービスが, 同じ12GHz帯の固定衛星業務(FSS:Fixed Satellite Service)を利用して行われている. 諸外国でも, 11GHz帯のFSSを利用したヨーロッパのアストラ衛星や12GHz帯のBSSを利用したアメリカのDirecTVなどが, 100チャネル以上の衛星放送を行っている. BSSには, ほかに21, 42, 84GHz帯が割り当てられており, 日本では, 21GHz帯を利用した衛星放送, 多様なサービスを行うISDB(統合ディジタル放送)の実現に向けて, 研究・開発が進められている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-04-25
著者
関連論文
- 全固体化10KW中波放送機の開発
- 東京(菖蒲久喜)大電力ラジオ放送所の放送機, 監視制御装置
- 放送所の高速データ監視装置について
- NHK江別第1/第2ラジオ放送所の集中監視について
- FETを用いた短波送信機
- 2-3 衛星放送システムの現状(宇宙通信の新しい展開 2,宇宙通信システムの現状)