ICカードシステムの現状と今後の展望
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概要
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ICカードは磁気カードに比べてメモリ容量が大きく,高度なセキュリティ処理が可能であるため,金融系,交通系,通信系,公共系といった分野を中心に日常生活への大量導入が進められようとしている.ICカードの基本的な機能は各種認証と個人情報などの格納であり,利用者がサービスにアクセスしたり,端末を操作する上での重要なセキュリティツールと位置付けられる.本稿では,接触ICカードの要素技術に加えて,最近脚光を浴びている非接触ICカードシステムと開発の現状について解説する.また,多目的利用の展開イメージ,今後の展望と課題についても述べる.
- 2002-06-01