たん白質工学の進展と課題 (<特集> ミクロを創る 3.有機物-3)
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概要
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たん白質は細胞内のナノスケールの分子機械として,生物化学反応の触媒,免疫系における自己と非自己の識別,情報伝達における受容体等として機能し生命活動を中心的に担っている生体物質である.1993年のノーベル化学賞に輝いたPCR法や部位指定突然変異法の開発により,DNAの遺伝情報を変換することによりたん白質中のアミノ酸を自在に変換できる技術的基盤が確立され,「たん白質工学」といわれる研究分野が提案された.この「たん白質工学」の成立の経緯とその後の発展および現在の課題について概説する.
- 1994-11-25
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