ルジャンドル陪関数を用いたモーメントによる文字認識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
画像認識において,回転不変特徴量の抽出は重要な問題である.モーメントを用いてこの問題を扱う場合,現在のところZernikeモーメントによる手法が有力である.本論文では第1種ルジャンドル陪関数を用いてモーメントを導出し,これにより回転不変特徴量の抽出を試みた.この新しいモーメントはZernikeモーメントと同様に複素データであり,その基底関数は直交関数系である.また,このモーメントからの再合成画像はZernikeモーメントの場合より高品質であることが示された.更に,このモーメントに適合する評価関数の設定を行い,種々の計算機シミュレーションを通して画像認識のテストを行った.その結果,ノイズあるいは変形等により劣化した画像に対して強い認識能力が示され,また次数の低い範囲内で認識が行われるという特徴を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-04-25
著者
関連論文
- ショットキー障壁を用いた太陽電池の可能性(第2報)
- ショットキー障壁を用いた太陽電池の可能性(第1報) : 理論効率について
- D-12-1 特異値分解による回転画像の認識
- 極形式表示に適用した特異値分解による回転画像の認識
- Complex-log Mappingに適用した特異値分解による回転画像の認識
- Complex-log Mappingによる回転画像の認識
- Tchebychevモーメントと擬Zernikeモーメントによる手書き文字認識
- ルジャンドル陪関数を用いたモーメントによる回転不変な文字認識
- 擬Zernikeモーメントを入力データとしたニューラルネットワークによる文字認識
- ルジャンドル陪関数を用いたモーメントによる文字認識
- 投影データからの画像再構成 : ハンケル変換による場合
- 2窓タイプによるバイナリー計算ホログラム
- ラインプリンターによる計算ホログラム(第2報)
- ラインプリンターによる計算ホログラム