テクスチャの方向要素を利用したK-平均アルゴリズムによる自然な領域分割方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
写真や絵画の構図や色使いとそれらが鑑賞者に与える印象には厳密ではないにせよ一定の関係があると考えられている.この関係を解析的な手法で把握することが本研究の目標である.画像が鑑賞者に与える印象を計算機により求めるためには, 100万以上の画素からなる画像を扱いやすくするため, 適切な領域に分割する必要がある.我々は類似した特徴をもつ画素を一つの領域にまとめ, その領域を解析の最小単位として印象把握の研究を進めている.本論文では印象解析に適した領域分割を実現するために, テクスチャの方向要素も考慮できるようにした新たなアルゴリズムを示す.本手法を用いることで自然な分割結果が短時間で得られるようになり, 今まで行えなかった詳細な印象解析の研究に着手できるようになる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-07-25
著者
関連論文
- デッサンをもとに抽出した表現特徴と画像表現シミュレーションへの応用
- 多様な筆触を可能とした絵画作成システム
- テクスチャの方向要素を利用したK-平均アルゴリズムによる自然な領域分割方法
- シナージスティックイメージクリエータ : 描画プロセスを重視した絵画作成システム
- 輪郭画像と色面画像を用いた印象解析手法(人間の視覚・聴覚情報)
- テクスチャの方向とエッジの統一的な抽出を可能とする領域分割手法
- 画像の印象解析を目的とした適応的分割K-平均アルゴリズム
- シナージスティックイメージクリエータ : 多様な画像表現を可能とした絵画作成システム