トランジスタの1/f位相雑音およびその発振器の周波数ゆらぎ低減への応用

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概要

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1/fゆらぎは、古くから、幅広く研究されていて、これが、自然界に広く存在していることは、よく知られているが、その発生機構は、未だ、分かっていない。特に、位相ゆらぎについては、それが、GPS、VLBl(超長基線電波干渉計)などの電波計測において、その精度を直接、左右することは充分、分かっているにもかかわらず、ほとんど、その研究がなされていないと言っても過言ではないであろう。本研究は、このような点に立脚して、位相ゆらぎを伝播媒体の低周波ゆらぎに基づくものと考え、振幅雑音すなわち平均電流ゆらぎとの相関を論じ、その相関を用いた雑音の低減法を提案するものである。このことを実証するため、トランジスタ内のキャリアの伝播を考察し、トランジスタの雑音の低減を実証する。またトランジスタで発振器を構成し、その周波数のゆらぎの低減をはかり、発振器の安定化法も示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-11-18

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