時間更新と空間スペクトル推定を組み合わせたアダプティブアレーアンテナの更新アルゴリズムの特性解析

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概要

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アレーアンテナの重み係数の更新アルゴリズムは、時間更新型アルゴリズムと、空間スペクトル推定型アルゴリズムに分けられる。両者を組み合わせたアダプティアレーアンテナについて検討を行っている。アレーアンテナにより空間的にサンプリングされた信号に対し、空間スペクトル推定アルゴリズムを用いて信号の到来方向を推定することで近似的な最適重み係数を決定し、その係数を初期値として、時間更新型アルゴリズムを用いて重み係数を更新する方式である。これに、重み係数の収束速度を早め、さらに通信路状況の時間変動にも強くすることが可能になる。本発表では、時間更新と空間スペクトル推定を組み合わせたアルゴリズムについてまとめ、DBFアレーへのアルゴリズムの実装状況を紹介する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-02-18

著者

渡辺和憲
横浜国立大学工学部電子情報工学科

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