固体高分子型1kW燃料電池システムとその応用

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概要

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固体高分子型燃料電池を適用した、1kWポータブル燃料電池システムを開発した。このポータブル燃料電池システムは、小型燃料電池セル、水素ボンベ、インバータ、制御装置等を筐体に収容したもので、容易に運搬可能な実装形態としている。始動時間は約1分と短く、容積10Lの水素ボンベ2本で、出力1kW(交流100V)の発電を約3時間継続できる。発電時の騒音は機側1mで40dBと小さく、高周波雑音特性はVCCIクラスAを満足する。また、ポータブル燃料電池システムの応用技術として、無停電電源装置(UPS)と組合せた無瞬断で長時間対応のバックアップ電源システムを開発した。ポータブル燃料電池システムの出力をUPSと連系することにより、燃料電池のシステムの始動時間中はUPSの出力から給電し、出力の無瞬断化を実現した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-01-14

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