MPLS網におけるQoS保証ハンドオーバ方式
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概要
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提案ハンドオーバ方式では,Label Switched Path(LSP)トンネルのエッジルータ間に位置する任意のルータにLSPトンネルのトランジット機能を導入することでLabel Transit Router(LTR)として定義し,LSPトンネルの分割化を図る.これにより,移動通信端末の移動前のパケット転送パスと移動後のパケット転送パスとの間で共通となるLSPトンネル部分の再利用とLSPトンネル再設定範囲の局所化が可能となり,従来ハンドオーバ方式と比べて高速な移動追従を実現できることを示す.また,ハンドオーバ先の新規LSPトンネルの設定完了とLSPトンネル切替の前後関係を保証することで,LSPトンネルの設定が未完了なパス上をベストエフォート転送してしまうことに起因するハンドオーバ時のパケット廃棄を防ぐことができる.さらに,通信中の両者がほぼ同時にハンドオーバするような移動通信端末間の通信にも適用可能であることを示し,提案ハンドオーバ方式の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-02-14
著者
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