連鎖型ロケーション制御方式の実験評価と適用条件に関する考察

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概要

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多数の移動端末が同じ移動特性を示す場合(例えば電車に乗車している場合)には,集団移動している個々の移動端末が位置登録エリア境界において位置登録信号を同時に送出してしまい,移動通信網に対して大量の位置登録が集中して発生していた.これに対し,同じ移動特性を示す端末群を移動通信網において把握・管理を行うことで,位置登録信号を大幅に削減し,信号の集中を緩和することが可能な連鎖型ロケーション制御方式をこれまで筆者らは提案してきた.本稿では,提案方式の有効性を実験システムにて確認したので,その構成と動作シーケンス,位置登録信号の削減効果とノードにおける処理負荷等の実験結果を報告する.また,提案方式が有利に働く適用条件を定量的に明らかにし,不利に働くケースにも対応可能となる連鎖型ロケーション制御方式の改善案を示すことで,提案方式の適用領域の拡大を図る.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-09-12

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