マルチメディア信号処理の VLSI 実装による高性能化事例と最新動向 : A1440×1080 Pixels 30Flames/s Motion-JPEG 2000 Codec for HD-Movie Transmission(パーソナルシステム, システムオンシリコン及び一般)
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概要
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デジタルコンスーマ機器用のVLSIには、機器サイドからマルチメディア信号処理の高速化、低消費電力、低コスト、短TATなどの相反するLSI性能が要求されている。特に、画像圧縮・伸長を特徴としている近年のデジタルカメラ用のVLSIでは、半導体性能のトレンド以上の高性能化が必要である。このため、VLSI高性能化のための様々なアプローチが提案されている。本論文では、HDTV映像に対応したモーションJPEG2000コーデックプロセッサや720P-ASP対応MPEG-4コーデックプロセッサを例として、高性能化事例について紹介する。本モーションJPEG2000コーデックは1, 440×1, 080画素の映像を30fpsでリアルタイムに符号化できる。HDTV映像のリアルタイム処理のために、ダブルデータバスとダブルエンコーダ構造、EBCOTとパケットヘッダ生成の並列処理を採用した。プロセスは0.18μm CMOS 5層メタルで、チップサイズは9.2mm×9.2mmである。最大動作周波数はコア部が54MHz、データバス部で108MHz、消費電力は1.8V, 54MHz動作時で900mWである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-03-10
著者
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山内 英樹
三洋電機株式会社技術開発本部マテリアル・デバイス技術開発センター
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山内 英樹
三洋電機株式会社技術開発本部マテリアル・デバイス技術開発センターbu
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山内 英樹
三洋電機株式会社マテリアルデバイス技術開発センター
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