推定補正処理によるインタリーブA-D変換器の性能改善(電子回路)
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概要
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近年,情報通信計測などの分野で,高速・高精度なA-D変換器が要求されている.その実現には,比較的低速で高精度なA-D変換器を複数個用いて,位相のずれたクロックで動作させるインタリーブA-D変換器が有効であることが知られている.しかし各ヂャネル間A-D変換器の特性のミスマッチにより全体のインタリーブA-D変換器の特性を劣化させ,時間領域ではサンプル値が変動すること,周波数領域では,スプリアスの発生となって,スプリアスフリーダイナミックレンジ(SFDR)が悪化することが知られている.このミスマッチの影響を改善するために,本論文では,アンダサンプリング法を用いて測定した各チャネルの周波数特性をもとに,インタリーブA-D変換器のサンプリング値に対して推定補正処理を施すことにより,サンプリング値に含まれる非線形エラーを低減する手法を提案し.本手法の有効性をシミュレーションと実験により明らかにした.
- 2005-01-01
著者
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