Dempster-Shafer理論の近似計算手法
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概要
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Dempster-Shafer理論はあいまいな知識を表現する手法としてエキスパートシステムに応用されてきた。しかし、複数の知識から結論を導く際に用いられるDempsterの結合則の計算量が事象の数に対して指数関数のオーダで増加することが制約となり実用化が妨げられてきた。個々の知識の表現である基本確率に制限を設けることによりDempsterの結合則の計算量が多項式のオーダになることが示されたが、基本確率に対する制限が厳しすぎるため利用できる応用範囲は限定される。本稿では、より一般化された基本確率に対し、それらの結合演算を幾何学的に解釈して信用度を求める理論式を導き、その理論式の近似計算法を提案する。
- 1989-03-15