2.45GHz帯100kW高効率クライストロン
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概要
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高出力、高効率性が重要であるマイクロ波電力応用システムのマイクロ波源として、NECでは既に周波数2.45GHzで出力30kW及び80kWの高効率クライストロンを開発しておりますが、この度上位機種として、出力111kWで効率76%と、世界第一級の大電力高効率クライストロンを開発しました。このクライストロンでは、電子ビームの集群効果を飛躍的に向上させるため、全部で7個の空胴共振器のうち2個を第2高調波と共振する高調波空胴共振器とし、パービアンスを比較的小さく選ぶとともに、各空胴の形状及び配置を最適化しています。また大電力に伴う耐電力性、出力安定性も非常に優れており、小型・軽量で、長寿命という特徴を備えています。本クライストロンの開発において、特に設計段階で考慮した事項と得られた特性について報告します。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-17
著者
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上田 佳宏
日本電気マイクロ波管事業部
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新井 深太郎
NECマイクロ波管株式会社
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新井 深太郎
日本電気マイクロ波管事業部
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丸山 芳史
日本電気マイクロ波管事業部
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利根川 敏
日本電気マイクロ波管事業部
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亀沢 保則
日本電気マイクロ波管事業部
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牧野 元紀
日本電気マイクロ波管事業部
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牧野 元紀
Nec
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