フレーム間予測誤差信号符号化のための直交変換の選択

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概要

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近年、直交変換を用いた画像符号化においてDCTが主として利用されている。DCTは信号の相関が非常に高いところで、統計的に最適なKLTとほぼ同じ性能を持つ直交変換である。しかし、信号の相関が低い場合においてもその性能を維持できるのであろうか。特に、フレーム間予測誤差信号符号化において扱う信号の相関はかなり低いので、DCTを用いることによる利点が得られるとは必ずしも言えないと考えられる。そこで、本論文では4つの直交変換(KLT、DCT、DST、SCT)について性能比較を行い、どの直交変換がフレーム間予測誤差信号符号化において有効となるのかを検討する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-01-28

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