リチウム電池の技術動向と一考察 : 正極活物質、負極活物質、非水電解液、高分子固体電解質について

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概要

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コードレス機器は、通信機器をはじめ、ノートブックパソコン、ノートブックワープロ、AV機器の軽薄短小化の熾烈な競争の中にあって、それぞれの構成部品の高性能化と軽薄短小化が図られている。これらの構成部品の中でも電源となる電池に対する要求が厳しく、電池の性能によってこれらの機能が決まるとさえ言われている。コードレス機器の電源電池は、乾電池などの一次電池が主流であったが、今や、薄形シール鉛電池、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル・水素電池、リチウム電池など2次電池がそれぞれの特長を活かして使用されている。コードレス機器用電池は、性能もさることながら、21世紀に向けて、安全性、環境保全の観点からも今後の対応が必要である。特に、最近の学会、電池業界、関連業界の電池開発の中心になっているリチウム2次電池の技術動向と我々の研究成果をもとに今後のリチウム電池の展開を考察する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-02-25

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