周波数領域MAIキャンセラを用いるDS-およびMC-CDMA上りリンクの特性比較(移動通信ワークショップ)
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概要
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Rake合成を用いるDS-CDMAでは, チャネルの周波数選択性が厳しくなるとパス間干渉が無視できなくなり誤り率特性が劣化してしまうことが知られている.最近, DS-CDMA下りリンクに周波数領域等化(FDE : Frequency-domain equalization)技術を適用すれば大幅にビット誤り率(BER)特性を改善できることが分かってきた.しかし, 同時に複数ユーザが基地局にアクセスする上りリンクでは, 各ユーザの送信信号がそれぞれ異なるフェージングチャネルを経由して受信されるため, たとえFDEを用いてもユーザ間の直交性が回復できず, 大きなMAI(Multi-access interference)が発生し, BER特性が劣化してしまう.そこで本論文では, DS-CDMA上りリンクを対象にMAIを軽減する周波数領域マルチステージ逐次干渉キャンセラを提案している.そしてそのときのBER特性比較を計算機シミュレーションによって明らかにしている.また, 干渉キャンセラを用いるときのDS-およびMC-CDMA上りリンクのBER特性を比較している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-02-25
著者
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安達 文幸
東北大学大学院工学研究科電気・通信工学専攻
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武田 和晃
東北大学大学院工学研究科電気・通信工学専攻
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石原 浩一
東北大学大学院工学研究科電気
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安達 文幸
東北大学大学院工学研究科
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安達 文幸
東北大学大学院 工学研究科 電気・通信工学専攻
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