映像対話検出によるテレビ番組コーナ構成高速解析システム(画像・映像処理)
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概要
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大量・長時間のテレビ番組をディジタル録画できる装置が急速に普及する中,内容を一覧で把握し,見たい場面にすぐアクセスできるようなインタフェースの実現が急務となっている.そのためには映像内容の構造に即した時間分割が必要かつ効果的であるが,従来のカット検出を主体とした手法では分割単位が細かすぎる一方,音声,顔,文字などの認識手法を用いると高い処理能力をもった装置が必要になる場合が多いという問題がある.そこで筆者は軽量な処理で映像の一定の意味的構造を推定し,録画終了とほぼ同時に時間分割が可能なシステムを開発した.提案手法では映像中の類似ショットの登場傾向に基づいて,ある時間区間が対話部分を構成しているかどうかを測定する指標を導入する.この指標に基づいて関連性の強いショット区間を対話区間としてまとめることが可能になり,ニュース番組の各項目やバラエティ番組のコーナなど,番組構成の推定が実現できる.本論文では類似ショットを用いた対話区間定義によって複数の番組種において効率的な映像構造化を行うことができるシステムの開発とその応用の効果について論じる.
- 2005-01-01
著者
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青木 恒
Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
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青木 恒
Institute Of Industrial Science The University Of Tokyo
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青木 恒
(株)東芝研究開発センター情報・通信システム研究所
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