BPSK伝送用ディジタル化AFC回路の伝送特性
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概要
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PSK方式のAFC(Automatic Frequency Control : 自動周波数制御)の場合、受信信号の搬送波周波数と受信器の発信周波数を比較する必要があり、2つの入力信号に対する弁別回路としてクロスプロダクト形周波数弁別器がある^<[1]>.これまでアナログ回路による周波数弁別器では正弦波を入力した時、位相同期を引き起こし周波数制御の機能を示さないことが判明した。そこで、周波数弁別器の安定化、高利得化, パラメータ設定の適応化を目的とした、ディジタル回路化を行った.本報告では、搬送波周波数10.7MHz帯、符号伝送速度64kb/sのBPSK伝送システムにおいて、ディジタル回路化したクロスプロダクト形周波数弁別器を用いたAFC回路の伝送特性実験を行なった.その結果、BPSK信号伝送において周波数抑圧効果が7%以下、±25kHzの周波数変動に対し符号誤り率10^<-3>におけるE_b/N_oの劣化が0.6dB以内であることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-01-03
著者
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