スイッチング電源トランスのマイクロエレクトロニクス化
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概要
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スイッチング電源トランスの大きさ, 品質などの諸問題を解決するために、そのマイクロエレクトロニクス化を目指し、プロセスやトランス形状/設計法など総合的に検討した。電力変換/絶縁の要求から、L型マイクロエレクトロニクスを前提としたアキシャル対向型トランスの設計を行い、ワイヤを用いた従来の高周波トランスと比較して、約40%の体積および同等の低背丈化、軽量化が成され、コア定数C1も低く抑さえられた。この結果を踏まえ100W,500kHz電源の試作を行い、5kV以上の1次…2次間耐電圧特性、漏れインダクタンス偏差±2%の高品質性能、一般的信頼性試験1000H以上の耐環境性など、ねらいとしたマイクロエレクトロニクスの性質が具現化している事が検証できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-19