カレントコンベアを用いた状態変数形 : バイカッドフィルタの一構成法
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概要
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第2世代のカレントコンベア(CCII)の能動RCフィルタへの応用として,任意の双2次伝達関数の状態変数を変えることにより,低域通過,高域通過,帯域通過,全帯域通過,帯域除去フィルタ(LPF,HPF,BPF,APF,BEF)を実現したものである. BEFについては低域通過形BEFおよび高域通過形BEFをも実現した.構成した回路はプラス形CCIIが4個から成り,縦属接続が可能である.受動素子感度やCCIIの電圧伝達係数,電流伝達係数に対する感度も比較的小さい.実際にフィルタ回路を製作し,極周波数が100kHz 付近でQが5.0の場合でのLPF,HPF,BPF,APF,BEFの各特性の実験結果を得ている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-16
著者
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