LSIオンチップ配線における分布定数線路解析
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概要
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LSIの高速化が進むにつれて、配線を分布定数線路として扱う必要が出てきた。LSI上の配線を伝送線路として扱う必要が生じる条件を解析したところ、インバータ間配線では70psec以下の立ち上がり時間(デジタル動作周波数で3GHz相当以上)で、配線を伝送線路として扱う必要が出てくる。伝送線路領域の配線におけるステップパルスの伝搬特性を解析するには、抵抗と無損失伝送線路の直列接続からなる等価回路を用いだSPICEによるか、伝送線路シミュレータを用いて解析する必要がある。前者の方法を用いて、抵抗終端した配線とリビーバこよる信号伝搬特性を比較したところ、抵抗終端した場合の方が高速に伝搬することがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-23