スペクトラム拡散を用いたコードレス電話の開発
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概要
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スペクトラム拡散を用いたコードレス電話を開発した。902〜928MHzのISM帯において直接拡散方式を用いている。移動通信特有の遠近問題を解決するため、異なる周波数を割り当てるFDMA-TDD方式を採用した。拡散処理は1チップのASICで実現し、小型・低消費電力化を図った。音声コーデックはADPCMを用い、従来のアナログコードレス電話に比べて同等あるいはその以上の品質を確保した。従来の46, 49MHzのコードレス電話に比べて送信電力を増加し、広い通話可能エリアを確保することができた。また、ISM帯を用いるという特殊性から、他からの干渉妨害に対して通話中チャネル切り替えを行い回避できる方式を採用した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-16
著者
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工藤 隆裕
ユニデン(株)技術本部
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前田 和男
ユニデン(株)技術本部
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田中 喜好
ユニデン(株) 商品企画開発本部
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阿佐 正人
ユニデン(株)技術本部
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周 旗城
ユニデン(株)技術本部
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藤野 正保
ユニデン(株)技術本部
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田中 喜好
ユニデン
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田中 喜好
ユニデン(株)技術本部
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