地上デジタル放送の暫定方式に対応するOFDM伝送モード判定方式の検討
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概要
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地域毎や時間別に異なる複数の伝送モード(有効シンボル長とガードインターバル長)を許容する柔軟なOFDMのデジタル放送を実現するためには、受信機側での伝送モード判定が必要である。現在、地上放送の暫定方式では、新たにFFTサイズが4kのモードが追加され、全部で12種類となった。本報告では、この12種類を対象にOFDM信号を直接復調することなく、伝送モードを判定する方式を提案し、その判定性能を数値計算により検討する。今回の提案方式は、従来手法から演算量を削減したものとなっている。結果によると、判定誤り率1×10^<-2>を実現するための所要C/Nは、AWGN伝送路では最大伝送シンボル長の3倍の観測時間で約-3dB, 2波マルチパスフェージング伝送路(D/U=0dB, f_d=50Hz, τ=2.46μs)では、最大伝送シンボル長の8倍の観測時間で、約0dBであり、劣悪な環境でも暫定方式の12種類の伝送モードが高速に判定可能であることが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-18
著者
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鶴賀 貞雄
(株)次世代デジタルテレビジョン放送システム研究所:(株)日立製作所デジタルメディア開発本部
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野上 博志
(株)ルネサステクノロジコネクティビティ技術開発センタ
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野上 博志
(株)次世代デジタルテレビジョン放送システム研究所
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