共通予備水平分散システムのフォールトトレラントソフトウェア
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概要
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水平分散システムの冗長構成として,N+1構成のような共通予備を持つ経済的な構成がある.一般的には,ソフトウェアの信頼性向上を狙ったフォールトトレラントソフトウェアは,並列処理ハードウェアの上に実現している.しかし,ソフトウェアの冗長性だけに着目すれば,フォールトトレラントソフトウェアを共通予備システムへ適用拡大することも考えられる.本稿では,そのような適用に対するハードウェア, ソフトウェアアーキテクチャについて検討した.実時間性が厳しい分散システムシステムでは,個別予備構成が必要で,そのため冗長プロセッサ台数が増大する.一方,実時間性の厳しくない分散システムでは共通予備が可能なため,冗長プロセッサ台数の増加はほとんどない.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-23
著者
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