デジタル衛星放送伝送技術の現状と将来
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概要
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2000年に始まったBSデジタル放送は、デジタルハイビジョンやマルチメディアデータ放送など従来に無い全く新しいサービスを提供している。このBSデジタル放送を支える伝送方式は、日本で独自に開発され、ITU-RにおいてISDB-Sの名称で勧告化された新しい方式である。この方式の特徴は、一つのBSチャンネル内で大きな伝送容量が可能であり、複数のPSK変調の併用や複数のMPEG-TS信号を多重できることであり、これらの機能によりBS1チャンネルで2つのデジタルハイビジョン放送が可能となった。一方、将来の次世代サービス衛星放送として21GHz帯の利用も期待されている。12GHzに比べて降雨減衰の影響が大きい21GHzは、降雨減衰対策技術の適用が必須であり現在研究開発が進められている。本論文は上記の様々な特徴を持つBSデジタル伝送方式の概要と21GHz帯で適用される伝送技術概要を報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-05-09
著者
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