状況に応じた日本語表現の学習を支援するシステム : 対話データベースの利用について

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概要

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学習者が自然言語表現を学習するのに、単に表層表現をパターン化して教え込ませるといった学習支援システムの研究はされてきたが、表現には、機能があって、それは状況コンテキストに依存しているという視点に立った言語表現の学習を支援する研究は、さほど進んでいないようである。本研究では、日本語表現の対話データベースを用意し、重要な表現にその表現のもつ状況や機能を適切な抽象度で表現した手がかりをつけておくことによって、このような支援を行なうシステムを提案する。学習者はこのようにして構造化された対話データベース中から、手がかり表現を利用して、同一の機能で状況により異なる表現や、同一の表現で状況により異なる機能を持つ例などを検索することにより、状況と機能に依存して、使える表現と、使えない表現を区別し、表現知識を獲得することができる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-07-13

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