最適な最短経路アルゴリズムを持つグラフについて
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概要
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2つの最短経路アルゴリズムを提案する。1つは有向グラフに対してall-pairs shortest pathsを求めるもので、強連結成分間の辺の個数がO(log n)であるような有向グラフに対してO(n^2 log n+nm)時間で動作する(nはグラフの頂点数、mは辺数)。もう一つは無向グラフに対してsingle-source shortest pathsを求めるもので、ある種の簡単な変換によって自明グラフに還元されるようなグラフに対してO(n+m)時間で動作する。後者のアルゴリズムはall-pairs shortest pathsを求めるものに容易に拡張でき、提案した2つのアルゴリズムはいずれもall-pairs shortest pathsを求めることに関して、あるグラフのクラスに対して最適である(O(n^2)時間で動作する)。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-04-25
著者
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