挿入損失法による電磁シールド性能測定システムに関する考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
材料の電磁シールド性能測定法の一つである挿入損失法では、高性能に電磁シールドされた2室(送信室・受信室)の間に測定開口を設けて測定した、基準値(開口で測定した伝送特性)と、特性値(材料を取付けた伝送特性)との差を算出し性能値としている。そのため安定した基準値測定が重要である。今回、測定開口が基準値測定に与える影響を調査し、次の3つの現象を確認した。・測定電波の半波長が測定開口の磁界方向幅以下である場合、安定した伝送特性となる。・半波長が磁界方向幅を超えると、開口幅比の3乗に比例する電界遮蔽効果が発生する。波長が測定室よりも充分長い場合、測定開口部に発生する誘導電荷により伝送する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-07-06
著者
関連論文
- 電磁シールド空間の構築技術に関する研究 : 電磁シールドの簡易施工法について (その2)(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 電磁シールド空間の構築技術に関する研究 (その1) : 窓開口部の電磁シールド性能検証(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 40549 電磁シールド空間の構築技術に関する研究(その3) : 電源線貫通処理における検討(基礎理論,環境工学I)
- 40548 電磁シールド空間の構築技術に関する研究(その2) : 電磁シールドの簡易施工法について(基礎理論,環境工学I)
- 40547 電磁シールド空間の構築技術に関する研究(その1) : 材料の性能測定における性能値の変動検討(基礎理論,環境工学I)
- テレビゴースト防止用電波吸収パネルの評価法の一考察
- 電波吸収パネルと金属反射物の相対位置に関する考察
- CFRC型軽量電波吸収体
- 近接電界における電磁シールド性能測定に関する考察(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 挿入損失法による電磁シールド性能測定システムに関する考察その2(EMC関連および一般)
- 挿入損失法による電磁シールド性能測定システムに関する考察 : その2
- 40546 挿入損失法における測定開口の電磁遮蔽効果に関する考察(基礎理論,環境工学I)
- 挿入損失法による電磁シールド性能測定システムに関する考察