1/fノイズ同士の加算の条件
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概要
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1/fノイズが熱陰極管から発生することを最初に発見されてから、粒子の流動と考えられる物理現象に1/fノイズが数多く見つけられている。1/f周波数特性の波動には孤立矩形波動と積分器を基にしたステップまたは鋸歯状波動があることをヒントに相似合同な孤立矩形波動の加算が起きていること、波動は孤立矩形波動だけに限られることを明らかにした。孤立波動は常時観察できる交流分を持たないが、時間について量子力学の摂動論を解くと終状態のエネルギー分布を運動エネルギーと解釈すれば運動量に相関した孤立矩形波動を導くことができ、その遷移確率から観察の矛盾を説明できる。そして孤立矩形波動と遷移確率の特徴を1/fノイズの報告例中に見つけることができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-04-22