NEC衛星搭載用進行波管の開発概況
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概要
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衛星搭載用進行波管は衛星トランスポンダーにおいて消費電力と重量の大部分を占めるため、高効率化、軽量化等の性能向上が強く求められてきたキーコンポーネントである。本論文ではNECにおけるKu、Kaおよび44GHz帯の衛星搭載用進行波管に関する開発活動、技術改善および最新の性能データを述べている。最近の顕著な成果は効率の大幅な向上であり、Ku、Ka帯進行波管でそれぞれ65、50%を達成した。今後の5年間で更に5%の向上が見込まれる。信頼性と寿命についてもSSPA(大電力固体増幅器)と比較して遜色のないデータが得られている。今後も改善を続けることによって進行波管は衛星トランスポンダーにおける必要不可欠なコンポーネントであり続けるに違いない。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-21
著者
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浜田 定憲
日本電気マイクロ波管事業部
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片上 勘次
日本電気株式会社電子部品事業本部マイクロ波管事業部
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浜田 定憲
日本電気株式会社電子部品事業本部マイクロ波管事業部
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片上 勘次
日本電気マイクロ波管事業部
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