超音波パルス反射法を用いた静止砂面中の水分率の測定
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概要
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筆者らは, 静止砂面中の水分率計測方法の確立を目指して研究を進めている. 砂面からの音圧反射率は水分率4〜18%の間で単調増加傾向を示す. しかし, この現象は通常の固有音響インピーダンスによる反射理論だけでは説明がつかない. 本報告では, 先ずこの反射特性を解明する為, 砂粒状体の反射能を定義し, 各水分率における反射能の理論計算を行い, 反射能の測定値との比較検討を行った. その結果, 両者とも水分率に対して反射波の強さが単調増加傾向を示す良い一致を見た. 次にこの反射特性を利用し, 反射信号にニューラルネットワーク情報処理を施すことにより水分率4%〜18%の2%間隔の識別を行い, 良好な結果が得られた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-24
著者
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