MRヘッドを用いたヘリカルスキャンシステムにおける薄層蒸着テープの記録再生特性
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概要
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データストレージ分野におけるテープストリーマは小型、大容量、高転送レート化が進んでいる。我々は、ヘリカルスキャンテープシステムにMRヘッドを搭載し、DLC(Diamond Like Carbon)保護膜付き蒸着テープを組み合わせることで、高密度記録の可能性を確認した。本報告ではMR素子が飽和しない最適なMr・tを実現するため、磁性層の薄層化と導入酸素量の増加が記録再生特性に与える影響について述べる。磁性層厚0.03μm〜0.10μm範囲にて、磁性層の薄層化に伴ないC/N_<media>が直線的に増加し、高C/N_<media>媒体が実現できた。導入酸素量のみの増加でもC/N_<media>は増加するが、最適記録電流の増加のためオーバ-ライトの制限があると考えられる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-10-06
著者
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吉田 伸也
ソニー株式会社仙台テクノロジーセンター
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佐本 哲雄
ソニー株式会社仙台テクノロジーセンター
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本橋 一成
ソニー株式会社仙台テクノロジーセンター
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小野寺 誠一
ソニー株式会社仙台テクノロジーセンター
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佐本 哲雄
ソニー株式会社
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