VTR用ダイナミックドラム機構系の開発
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概要
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VTRの心臓部であるドラムは,その要求精度上絶対動かすべからざる精密固定が常識の機構部品であった.従来の固定観念を打破しドラム回動を可能にするため,以下のドラム構造とした.(1)下ドラムの2分割化と同軸嵌合による精度確保(2)ヘッド走査軌跡をトラックに合わせるドラム傾斜補正とテープ安定走行のためのリード補正(3)ドラム基準位置保持のための複数支点支持,以上のドラム機構系開発とドラム傾斜角補正の制御とにより,ヘリカルスキャン型VTRの高速サーチを含む全ての変速再生をノイズレスの高画質で実現可能なダイナミックドラム(DD)システムを開発し,VHSに搭載商品化したので,ここにDD機構の概要について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-08-25
著者
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