電子安定器の高効率化に関する設計要件 : ボード線図に基づく制御安定性向上の検討

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概要

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電子安定器の損失の大半は、スイッチ素子と巻線素子で発生する。負荷回路インピーダンスの偏角が小さくなるように定数設定した場合、両素子の損失を低減できるが、ランプ電流の限流作用が小さくなり、ランプを安定に点灯できなかった。そのため、ランプ電流を一定とするように、直流電圧をフィードバック制御し、限流作用をもたせる方法は効果はあるが、制御安定性を十分確保できなかった。ここでは、制御安定性の向上に関して、一巡伝達関数に基づく検討結果を報告する。動作時の一巡伝達関数の実測結果、各機能ブロックの伝達関数などから、制御定数の設定などに留意し、ランプを安定点灯させた。また、制御定数の設定に対する負荷特性など、電子安定器に特有の観点から議論する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-09-19

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