ECS用キャパシタで25Wh/kgは可能か
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概要
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電子回路と電気二重層キャパシタによる新型物理電池ECS^(*1-20)の用途拡大には, キャパシタのエネルギー密度の向上が不可欠である。その目的で特別な処理をした炭素材料を用い, 従来の活性炭に比べて約2倍のエネルギー密度, 約25Wh/kg, 30Wh/lのキャパシタを得た。炭素原料を熱処理によって適度に炭素化した後にカリウム処理し^(*21, 22), 分極性電極に成形して電解液中で充電すると, 充電電圧に応じてイオンが炭素内に入り「電解賦活」とでもいうべき現象を生じて, 大きな静電容量と優れた耐電圧性を与える。電極は賦活に従って膨張するが, 容器で押さえ膨張を制限すれば高エネルギー密度のキャパシタが得られる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-09-18
著者
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