マグネトロン駆動用高周波部分共振スイッチング電源の一方式と入力側電源高調波制御

概要

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本論文では、商用電源リンクで用いられる ZVS-PFM/ZCS-PFM 制御機能を持つハーフブリッジトランス部分共振インバータを用いたマグネトロン駆動用高周波トランスリンク高電圧 DC-DC コンバータ形スイッチング電源を提示し、その動作原理と特性について述べている。また、本スイッチング電源を商用電源から見たトータルシステムとして取り扱い、ラインインピーダンス、ダイオード整流コンバータ、非平滑フィルタ構成による商用電源脈動特性、マグネトロンの非線形 v-i特性に起因するライン電流高調波特性を本スイッチングDC-DCコンバータを含めたシステムとしてのシミュレーション解析より評価している。さらに本論文は、この電流高調波特性をマグネトロンの出力電力の確保とマグネトロンアノード電流ピーク値制限条件下のもとに各高調波電流成分規制をクリアーするための部分変調制御方式を導入し、この場合のスイッチング電源高調波電流特性について述べたものである。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-11-06