GPSと車々間通信を用いた右折時の運転支援および警報タイミング推定の応用検討
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概要
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交差点内および交差点周辺の車両相互事故の原因には、信号や標識の見落としや運転者の判断誤り等の様々な要因があると考えられる。ITSシステム導入による運転者に対する安全運転のための警報提示の最適タイミング等は、道路の幅員、交通量、周辺車両の速度および相対位置により異なると予想される。ITS運転支援システムを実現させる場合、道路交通状況や、運転支援した場合のドライバの運転行動などを考慮した実路での運転支援方法の検討、警報タイミングの最適化が望まれる。本研究は、実路での運転支援の方法を検討するために、GPSおよび車々間通信を用いた安全運転支援実験システムを構築した。このシステムを提案した右折運転支援方法の確認および右折時の余裕時間(ギャップ時間)の計測に用い、実験環境における右折支援の警報タイミングを推定した。実験により、実路での安全運転支援およびHMI関連基礎データの取得ツールとしてシステムの有効性を確認した。
- 2001-11-21