自動車運転時の携帯電話利用行動調査
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概要
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1999年11月に道路交通法の改正により, 自動車運転中に手に持っての携帯電話使用が禁止となり, 改正後に携帯電話使用を原因とする事故が大幅に削減された(1)(表1. 1参照). 道路交通法の改正後2年8ケ月経過した2002年7月〜9月に運転中の携帯電話利用の行動とハンズフリーキット等の後位機器の普及と利用状況をWebによりアンケート調査をした. 調査によると後位機器の普及が十分でなく、運転中でも携帯電話機を単独で着信できる状態にしている人の割合が70%と高いことがわかった. またハンズフリーキット等の後位機器を設備している人のうち, それを使わないで携帯電話を単独で着信できるようにしている人が32%であった. 運転者のモラル向上及び通信事業者や後位機器製造事業者等の関係機関による後位機器の普及促進が必要である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-12-05