情報幾何学的手法を用いたテクスチャ画像の分類について
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概要
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画像データベースの検索キーや機械視覚による画像の分類や判別のためには画像の適切な記述が必要である.テクスチャ画像は画像解析の様々な局面に現れるがテクスチャという性質のもつ曖昧(あいまい)性のため適切な記述を与えることが難しい.本論文では, テクスチャ画像の画像特徴量の頻度分布をもとにテクスチャ画像の記述を与え, 特徴空間を構成した.こうすることによりテクスチャ画像の非類似性をこの特徴空間内の2点間の距離として定義できる.特徴空間の距離には確率分布間の自然な距離であるFisher計量による測地的距離を採用し, この特徴空間においてクラスタ分析によりテクスチャ画像の分類を行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-01