中間言語表現の生成を目的とした統計的音声理解方式(音声情報処理 : 現状と将来技術論文特集)
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概要
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意味解析に破綻を来す認識誤りを低減し, 音声入力に対する頑健な理解システムを実現するため, 統計モデルに基づく意味解析を音声認識と融合し, 音声から意味への高次認識過程として最適化する方式を提案する.これを効果的/効率的に実現する方式として, 決定木を用いた単語グラフの探索方式を提案する.本方式を用いて, 中間言語で表現される意味の同定実験を行った.これは, 発話から平均1.6意味単位への分割, 及び, 各意味単位から発話行為や概念の組合せで規定される7600クラスへの意識問題となっている.音声認識実験の結果, 1-best認識候補を入力した場合と比較して, 8.5%の理解誤りに改善が見られた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-11-25
著者
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匂坂 芳典
(株)エイ・ティ・アール音声翻訳通信研究所
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谷垣 宏一
(株)エイ・ティ・アール音声言語通信研究所
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谷垣 宏一
(株)エイ・ティ・アール音声言語通信研究所:(現)三菱電機株式会社情報技術総合研究所
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