システムのセキュリティーとプライバシー保護のバランスについて
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概要
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本論文の目的は、現在のアメリカの大学における計算機およびネットワーク資源の利用に関する方針、指針を述べる文章を検討することにより、情報化社会における倫理規範の可能な形態を明らかにすることである。また、規範の類型を倫理学的に分析することを通じ、プライバシーとセキュリティーの関係を、匿名性の観点を考慮しアメリカの大学における情報倫理の実情を解明する。その際、計算機利用に関する規範意識の傾向について考察することを主眼とし、計算機利用に関する新たな規範を導き出すことは今後の課題とする。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-12