FACE2000-10 PICSに関する法的・倫理的考察 : フィルタリングの危険性
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概要
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PICSは、元来W3Cで提唱された、フィルタリングのための技術である。仕組みとしては、インターネット上のコンテンツに、コンテンツ作成者または第三者がそのコンテンツを評価した内容をラベルとして張り、受信側でそのラベルを貼ったコンテンツを通すか否かを選択する。ラベルは、段階的に貼ることが可能であり、表現物の刺激の強さに応じて、レイティングを行うことが可能である。さらに、このラベルは、複数の人間が何重に貼ることも許される。どのラベルの情報を通すかは、受信側の設定に依拠している。このような機能を持ったPICSについて、本稿では、PICSというトピックを取り上げる意味を考え、具体的問題点を整理した後、PICSへの法的・倫理的観点からの現実的対応を考えてみたい。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-07-22
著者
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