VoIPアプリケーションソフトウェアの適応機能が主観品質に及ぼす影響(<特集>インターネットアーキテクチャ技術論文特集)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
VoIPアプリケーションソフトウェアは,,通信品質変動に適応する機能を複数備える.アプリケーションユーザは,これらを適切に併用することで,音声品質の劣化を抑制する.筆者らは,これら機能の有効性を定量化し,その利用指針を明確にする.このため多様な通信品質のネットワークを設定し,音声品質の主観評価試験を行った.その結果,送信側で冗長な音声情報を付加するForward Error Correction(FEC)を用いた場合,すべてのネットワークにおいて音声品質の劣化が防げた.一方,失われた音声情報を,直後の音声情報で代替するPacket Repetition(PR)は,それが効果的に機能するネットワークは限られた.特に,通信品質が不安定なネットワークにおいてFECとPRを併用すると,主観品質を低下させるおそれがあることを確認した.本論文では,これら適応機能と音声品質の関係を述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-08-01
著者
関連論文
- Mimicry of Ideal Routings by Simple Algorithms : Design Strategy Element [B]
- 制御アルゴリズムの設計戦略 : ルーチングを例に
- 通信ネットワークのリソース配分の最適化
- B-7-154 通信ネットワークの最適資源配分問題における経路選択の評価
- B-7-25 通信ネットワークの最適設計問題における設計パラメータの選択的最適化に対する考察
- ロックフリーAntNetとその適応能力の評価
- ロックフリーAntNetの適応性の評価
- ロックのない動くエージェントに基づくルーチングアルゴリズム
- ルーティングアルゴリズムの評価指標に関する検討
- ルーティングアルゴリズムの振る舞いを模擬するシステムの性能評価
- 1T-4 ルーティングアルゴリズムの性能に関する一考察
- B-7-158 リンク故障後のルーティングアルゴリズムの振る舞いについて
- ルーチングアルゴリズムの性能限界について
- VoIPアプリケーションソフトウェアの適応機能が主観品質に及ぼす影響(インターネットアーキテクチャ技術論文特集)