片方向回線を用いたインターネット接続サービスにおける資源割当方式の検討(<特集>インターネットアーキテクチャ技術論文特集)
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概要
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インターネットの急速な普及発展により様々なメディア,方式を用いたインターネットへの接続方式が提供されている.そのなかには片方向の回線として衛星回線を用いるものも含まれ,地上におけるインターネット環境が未整備な地域に広帯域のインターネットサービスを提供するものの一つとして期待されている.しかし,インターネットで標準として扱われるプロトコルは,そのほとんどがネットワークを構成する回線は双方向での通信が可能であることを前提としている.そのため,片方向の回線をネットワークの一部として利用する場合には,インターネット上で標準とされるプロトコルをそのままの状態で利用することが難しい.そこで本論文は,片方向回線を用いてインターネット接続サービスを提供するうえで必要となる,動的なネットワーク資源の割当て及びその管理方式について提案を行い,その実装を行った.更に実環境での評価を行い,その結果,本提案方式を用いることで片方向回線と地上の双方向回線を組み合わせて利用することが可能となり,効率の良いインターネット接続環境を提供できることを示し,更にその利用に際し制限を課すことなくネットワークの接続性を提供できることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-08-01
著者
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