BntNetLとそのふくそう時における能力の評価
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概要
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AntNetのルーチングロックと呼ばれる現象が報告されている.ルーチングロックを素早く解消する能力を有することにより, ネットワークのあるリンクが突然ふくそうしたりダウンした場合にも別の経路を選択することが容易になる.ルーチングロックを解消するアルゴリズムとして, 減衰法と負のフィードバック法があるが, 減衰法ではルーチングロックの解消のための減衰率の設定に非常に敏感であり, ルーチングロックと学習のバランスをとるのが困難である.また, 負のフィードバック法ではAntがふくそうしている経路を通らなければならず, ルーチングテーブルの変更に時間がかかる.本論文では, 双方向の情報更新を行うことにより間接的にルーチングロックを解除するアルゴリズムBntNetLを提案し, シミュレーションにより, BntNetLが減衰法や負のフィードバック法に比べて時間当りのパケット転送量やパケットの伝搬遅延を短くすることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-12-25
著者
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