物理光学積分の境界積分への変換と金属散乱問題への応用
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概要
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物理光学近似(PO)は,反射鏡アンテナの指向性やレーダ散乱断面積(RCS)の解析において有力な計算手法であるが,高周波領域ではその放射面積分の計算効率が悪い.本研究では,POの放射面積分を厳密に散乱体境界に沿った線積分に変換する手法を提案している.本手法は,線積分であるためにPOに比べて計算時間を短縮できるという利点を有している.任意形状のRCSを計算する場合,平板状パッチの組合せで形状近似することが多いため,まず円板及び方形板の散乱指向性の数値計算結果をPOと本手法で比較した.その結果,両者は同等の精度を有することを確認した.更に立方体への適用例も示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-04-01
著者
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