コンテンツ配信網におけるネットワーク支援を用いたコンテンツルーチング
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概要
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コンテンツ配信網の技術課題の一つに、同一コンテンツを提供するネットワーク内のサーバの中から最適なサーバを選択しリクエストパケットをこのサーバへと誘導する、コンテンツルーチングがある。コンテンツルーチングを行う際に必要な情報には、サーバ負荷やネットワーク遅延など様々なものが考えられる。これらの情報をネットワーク内のルータが処理し最適なサーバを選択すること、すなわちネットワーク支援を利用することで、ネットワーク輻輳やサーバ負荷などの状況変化に柔軟に対応するコンテンツルーチングが実現できる可能性がある。本稿では、ネットワーク支援を用いたコンテンツルーチングにおいてサーバ選択にどのような情報を用いるのが有効であるかという観点から、サーバ選択ポリシーについて検討を行った。具体的には、ルータで計測したRTTに基づきサーバ選択を行う方法を提案し、提案方式によりサーバ負荷ならびにネットワーク輻輳の双方を考慮した効率的サーバ選択が行えることを明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-05-09
著者
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