リフレクティブアーキテクチャによる仮想空間の実現
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Javaにリフレクティブ機能を導入することにより, 簡単に, 各オブジェクトの挙動を動的に変更することができる.我々は, クラスMetaObjectを定義し, 各オブジェクトに対して動的なメソッド更新, 動的継承を可能にした.さらに我々が開発中の仮想空間Virtual Communityへ適用し, このシステムを構成する部品(特に動的に変化する部品)に対してリフレクティブタワーを形成した.結果として, 各オブジェクトの動的変化を記述する際に、リフレクティブ機能を用いることにより見通しの良い記述が可能となった.一方, 我々が提案するクラスMetaObjectを使えば, 既存のJavaのアプリケーションに簡単にリフレクティブ機能を適用できる.今後の課題として, JavaBeansコンポーネントウエアにリフレクティブアーキテクチャを導入することが考えられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-07
著者
関連論文
- SSA形式を用いた手続き言語のための型推論アルゴリズムの設計と実現
- 属性文法による型推論システム生成系の設計とその有効性について
- リフレクションを導入した並行オブジェクト指向言語ABCL/c+によるOSの記述
- 5M-3 An Implementation of Reflective Concurrent Component Architecture
- 5F-4 リフレクションを導入した並行オブジェクト指向言語ABCL/c+によるオペレーティングシステムの記述と実装
- やゑ:Yet Another Window Environment
- リフレクティブアーキテクチャによる仮想空間の実現
- リフレクティブアーキテクチャによる仮想空間の実現
- 並行オブジェクト指向言語による分散システムの記述
- 存在型と部分型をもつオブジェクト計算モデル